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发布时间:2020-05-26 11:03:13

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作者:谷川俊太郎

出版社:江苏凤凰文艺出版社

格式: AZW3, DOCX, EPUB, MOBI, PDF, TXT

三万年前的星空

三万年前的星空试读:

译后记

组诗,这个作品量和厚度基本上是一本日语现代诗集的构成。如我所料,这本诗集面世不久,很快在读者和批评界引起强烈反响,《朝日新闻》《读卖新闻》《每日新闻》等报纸副刊、《现代诗手帖》等杂志纷纷发表了批评家和学者的书评。2008年,该诗集获得第23届“诗歌文学馆奖”。《我》延续了谷川一贯的诗风,以平易的语言表达深刻,以简洁的语言表达复杂。睿智与理性中透出幽默,自嘲与自省之中又为读者留下深深的思考和回味无穷的严肃命题。读谷川的另一类感性充沛和想象飞翔的诗篇,也不会坠入不知所云的五里雾中,读者仍会对他的诗篇产生信赖与共鸣,从而也为读者带来立足现实和生命大地的踏实感。天才级的语言感觉使谷川俊太郎比一般诗人拥有更多的读者,也是他几十年来持续被不同年龄层的读者青睐和被广泛阅读的重要原因。

诗集里的首篇《自我介绍》确实是诗人在坦诚率真地书写自己:

我是一位矮个子的秃老头

在半个多世纪之间

与名词、动词、助词、形容词和问号等

一起磨练语言活到了今天

说起来我还是喜欢沉默

以上是《自我介绍》的第一节,诗人如实地讲述了他的个人特征、爱好和所从事的写作职业。可是,即使用素描式的写实手法刻画真实的自己,一旦在诗人的笔下变成诗句,“我”就会僭越这第一人称代名词的本来含义,变成现实里和想象中的你与我或他,甚或是诗人的另一个自己。“我”也可以解读为潜藏于诗人心中的他者和自己,更可以理解为是诗人描摹的最忠实于自己的精神伙伴。“沉默”是在谷川的诗歌和文章里反复出现的一个词语,他曾在一篇短文《沉默的周围》里写道:“沉默是夜晚,它本质上是非人类的,而且是人类的敌人。但沉默同时又是母亲,我们大家都是从沉默诞生的。”与其说用语言去揭示沉默的本质,不如说诗人更忠实于自己内心沉默的力量。

2017年12月,这本诗集的繁体字版以中日文对照的形式在中国台湾地区出版。令人欣慰的是,出版后在读者群中得到了普遍关注和良好反馈,诗集很快加印。希望简体字版的这本诗集也能产生这种效果。田原2018年9月18日写于日本在落叶的叶脉旅行我描绘着生命的地图为了追求比意义更深的至高幸福我只能继续写诗辑一我自己紹介

私は背の低い禿頭の老人です

もう半世紀以上のあいだ

名詞や動詞や助詞や形容詞や疑問符など

言葉どもに揉まれながら暮らしてきましたから

どちらかと言うと無言を好みます

私は工具類が嫌いではありません

また樹木が灌木も含めて大好きですが

それらの名称を覚えるのは苦手です

私は過去の日付にあまり関心がなく

権威というものに反感をもっています

斜視で乱視で老眼です

家には仏壇も神棚もありませんが

室内に直結の巨大な郵便受けがあります

私にとって睡眠は快楽の一種です

夢は見ても目覚めたときには忘れています

ここに述べていることはすべて事実ですが

こうして言葉にしてしまうとどこか嘘くさい

別居の子ども二人孫四人犬猫は飼っていません

夏はほとんどTシャツで過ごします

私の書く言葉には値段がつくことがあります自我介绍

我是一位矮个子的秃老头

在半个多世纪之间

与名词、动词、助词、形容词和问号等

一起磨练语言活到了今天

说起来我还是喜欢沉默

我不讨厌各种工具

也很喜欢树木和灌木丛

可我不善于记住它们的名称

我对过去的日子不感兴趣

对权威抱有反感

我有着既斜视又乱视的老花眼

家里虽没有佛龛和神坛

却有直通室内的大信箱

对我来说睡眠是一种快乐

即使做梦了醒来时也全会忘光

写在这里的虽然都是事实

但这样写出来总觉得像在撒谎

我有两位分开居住的孩子和四个孙子但没养猫狗

夏天几乎都穿T恤度过

我创作的语言有时也会标上价格河

土気色の水がためらいがちに流れていて

それが河なのだった

地下に棲む形をもたぬものの末裔

水が海へ向かっているのは知っているが

いつどこから湧いてきたのかは知らない

電車が河を渡ると隣の若い女が欠伸した

その口の小暗い奥からも湧いてくるものがあって

突然私は自分のアタマがカラダより愚かなことに気づく

電車に揺られているカラダの私が

ほとんど水でできていることを怖れて

アタマの私はコトバで自分を支えている

いつか遠い昔 どこか遠い所

コトバの量はいまよりずっと少なかったが

冥界とつながるその力は多分ずっと強かった

水は海に雲に雨に氷に姿を変えながらも

この星にとどまる

コトバも演説に詩に契約書に条約に姿を変えて

この星にへばりついている

この私もまた河

黄褐色的水踟蹰地流淌

那就是河

栖息于地下无形者的后裔

虽知道水流向大海

可并不知晓水源自何时何地

电车一过河,旁边的年轻女孩便打了哈欠

从那口中的阴暗深处好像涌出什么

突然,我意识到我的脑袋比身体还愚蠢

被电车摇晃着身体的我

惧怕基本上由水组成的身体

脑袋的我用语言支撑着自己

在遥远的从前,在遥远的地方

语言的量一直比现在少之又少

但连接阴间的力量或许一直很强

水即使变成海、云、雨和冰

也会停留在这个星球

语言即使变成演说、诗句、契约书和条约

也会牢牢地占据着这个星球

也包括我「私」に会いに

国道を斜めに折れて県道に入り

また左折して村道を行った突き当たりに

「私」が住んでいる

この私ではないもうひとりの「私」だ

粗末な家である

犬が吠えつく

庭に僅かな作物が植わっている

いつものように縁側に座る

ほうじ茶が出た

挨拶はない

私は母によって生まれた私

「私」は言語によって生まれた私

どっちがほんとうの私なのか

もうその話題には飽き飽きしてるのに

「私」が突然泣き出すから

ほうじ茶にむせてしまった

呆けた母ちゃんの萎びた乳房

そこでふるさとは行き止まりだと

しゃくりあげながら「私」は言うが

黙って昼の月を眺めていると

始まりも終わりももっと遠いということが

少しずつ腑に落ちてくる

日が暮れた

蛙の声を聞きながら

布団並べて眠りに落ちると

私も「私」も〈かがやく宇宙の微塵〉となった去见“我”

从国道斜拐入县道

再左拐走到乡村道路的尽头“我”就住在那里

不是现在的我而是另一个“我”

有一个简陋的家

狗叫着

院子里种着少许的农作物

我如往常一样坐在屋外走廊上

泡了焙煎茶

没有打招呼

我是母亲生下的我“我”是语言生下的我

哪一个是真正的我呢

尽管早已腻烦了这个话题“我”突然开始哭泣

而被焙煎茶呛到

已痴呆的母亲的干瘪乳房

是故乡的终点“我”一边抽噎着说

当我默不作声地眺望着白昼之月

开始和结束这些更遥远的

一点点地了然于心

太阳西下

听着蛙声

一铺上被褥入睡

我和“我”就变成了(闪耀宇宙的碎片)ある光景

人っ子一人いない野原に立ったつむじ風が

行き場を失って戸惑っている

気化した夥しい涙は綿雲となって

瀕死の青空の片隅に浮かぶ

草のあいだに点々と骸が転がっているが

それを啄ばむ鳥たちの姿はない

かつて音楽と呼ばれたものの気配が

気弱な背後霊のように漂っている

人々が考え語り書き継いだすべての言葉は

そもそもの始まりから間違っていた

生まれたばかりの仔犬に向けられた

無言のほほえみだけが正しかったのだ

海がひたひたと山々に近づき

星がひとつまたひとつと瞑目する

「神」がまだいるからか

それとももう死んでしまったからか

世界の終わりはこんなにも静かで美しい…

と 私は書いてみる

言葉には私の過去ばかりがあって

未来はどこにも見当たらない某种景象

没有人烟的原野上卷起的旋风

为无处投奔而困惑

无数被蒸发的泪水变成卷积云

飘浮于濒临死亡的蓝天一隅

草之间虽有散落的尸体

却看不到啄食它们的鸟

曾经被称为音乐之物的迹象

像背后怯懦的幽灵飘荡

人们思考、讲述和写下的所有语言

本来从开始就是错误

只有盯着刚生下的小狗崽

发出无言的微笑才是正确的

大海上升悄悄逼近山峦

星星一颗接一颗地安息“神”真的存在吗?

还是已经死去?

世界末日是如此的宁静而美丽……

——这是我想写下的句子

语言里只有我的过去

却怎么也找不到未来朝です

寝床の中でまずのびをします

むっくり起き上がります

おしっこします

新聞を取ってきます

私は微小なパワープラントです

散りかかる落葉の力

むずかる幼児の涙の力

遠ざかる口琴の響きの力

何気ない句読点の力

おはようの力

見えないマトリックスが

微小なパワーをむすびつけます

私もそのむすび目のひとつです

テーブルの上に地球が載っています

私は地球と睨めっこです

人参ジュースを飲みます

デスクトップのスイッチを入れます

しばらくぼんやりします

思いがけないコトバが浮かびます

こんなふうに 水泡のように早晨

先在被窝里伸个懒腰

然后忽地起床

去尿尿

拿过来报纸

我是微小的发电站

飘散的落叶之力

哭闹幼童的眼泪之力

远去口琴的响声之力

无意的标点符号之力

早安之力

看不见的矩阵

连接着微小的动力

我也是那其中的一个结

地球坐在桌子上

我向地球做鬼脸

喝着胡萝卜汁

打开电脑

发呆了一会儿

意想不到的语言浮现

就好像水泡一样さようなら

私の肝臓さんよ さようならだ

腎臓さん膵臓さんともお別れだ

私はこれから死ぬところだが

かたわらに誰もいないから

君らに挨拶する

長きにわたって私のために働いてくれたが

これでもう君らは自由だ

どこへなりと立ち去るがいい

君らと別れて私もすっかり身軽になる

魂だけのすっぴんだ

心臓さんよ どきどきはらはら迷惑かけたな

脳髄さんよ よしないことを考えさせた

目耳口にもちんちんさんにも苦労をかけた

みんなみんな悪く思うな

君らあっての私だったのだから

とは言うものの君ら抜きの未来は明るい

もう私は私に未練がないから

迷わずに私を忘れて

泥に溶けよう空に消えよう

言葉なきものたちの仲間になろう再见

我的肝脏啊,再见了

与肾脏和胰脏也要告别

我现在就要死去

没人在身边

只好跟你们告别

你们为我劳累了一生

以后你们就自由了

要去哪儿都可以

与你们分别我也变得轻松

只有灵魂的素颜

心脏啊,有时让你怦怦惊跳真的很抱歉

脑髓啊,让你思考了那么多无聊的东西

眼睛、耳朵、嘴和“小鸡鸡”你们也辛苦了

我对于你们觉得抱歉

因为有了你们才有了我

尽管如此没有你们的未来还是明亮的

我对我已不再留恋

毫不犹豫地忘掉自己

像融入泥土一样消失在天空吧

与无语言者们成为伙伴吧書き継ぐ

渓谷沿いの単線を電車が走っていて

猿どもはもう進化を諦めていて

懐かしいバグパイプの音も遠ざかって

私は詩を書き継ぐしかない

ソファで母親が赤ん坊に乳を含ませていて

白昼の街角で不意に爆発が起きて

新しい朝に騒がしい意見が聞こえてきて

少年はむっつり漫画を読んでいて

それがどうしたというのだろう

正史には英雄だけが勢ぞろいしていて

疵だらけの古い映像が映っていて

私は詩を書き継ぐしかない

終わりが見つからないのは

始まりを知らないからだ

信じることを日々疑い続けて

空だけが救いのように広々している

行き場所のないゴミとともに生きて

行方不明者たちの名を忘れて

祭壇に捧げるものを質に入れて

ナノメートルと光年の区別もつかずに

息つく暇もなく賛否を問われ

揺れ動く気分をかわしながら

意味よりも深い至福をもとめて

私は詩を書き継ぐしかない继续写

电车行驶在溪谷边的单线上

猴子们放弃了进化

令人怀念的风笛声也已远去

我只能继续写诗

沙发上母亲让婴儿含住乳头

白天的街角突然发生爆炸

在新的早晨传来喧闹的意见

看漫画的少年绷着脸

那个该怎么说呢

正史里只有英雄齐聚

充满瑕疵的旧影像放映着

我只能继续写诗

看不到结局是由于

不知道开始

我每天怀疑着相信的事

只有天空仿佛救赎一样展开

与无处可去的垃圾一起活着

忘却失踪者的名字

把供奉祭坛的东西作为抵押

辨不清纳米和光年的差别

被赞成和反对追问得喘不过气来

依旧交换动摇的心情

为了追求比意义更深的至高幸福

我只能继续写诗私は私

私は自分が誰か知っています

いま私はここにいますが

すぐにいなくなるかもしれません

いなくなっても私は私ですが

ほんとは私は私でなくてもいいのです

私は少々草です

多分多少は魚かもしれず

名前は分かりませんが

鈍く輝く鉱石でもあります

そしてもちろん私はほとんどあなたです

忘れられたあとも消え去ることができないので

私は繰り返される旋律です

憚りながらあなたの心臓のビートに乗って

光年のかなたからやって来た

かすかな波動で粒子です

私は自分が誰か知っています

だからあなたが誰かも知っています

たとえ名前は知らなくても

たとえどこにも戸籍がなくても

私はあなたへとはみ出していきます

雨に濡れるのを喜び

星空を懐かしみ

下手な冗談に笑いころげ

「私は私」というトートロジーを超えて

私は私です我是我

我知道自己是谁

虽然现在我在这里

说不定马上就会消失

即使消失我还是我

但我是不是我也无所谓

我是少量的草

也许有点像鱼

虽说不知道名字

也是笨重闪耀的矿石

然而不用说我也几乎就是你

即使忘却也不会消失

我是被反复的旋律

心有余悸地踏上你心律的节拍

从光年的彼方终于来到的

是些微波动的粒子

我知道自己是谁

因此也知道你是谁

即使不知道名字

即使在哪儿都没有户籍

我也会向着你逃逸

我喜欢被雨水打湿

我怀念星空

因笨拙的笑话捧腹大笑

超越“我是我”的陈词滥调

我是我廃屋1

家に女が入ってきた

別の扉から男が入ってきた

黙ったまま男が服を脱いだ

女も脱いだ

女の右手が男の下腹に触れた

くすんだ硝子窓のむこうに街がけむっている

男の指が女の乳首をつまんだ

くぐもった声

女に男が入ってきた

ふたつのからだが汚れた床の上で

海のようにうねって…やがて静まった

遠く豆がはぜるような銃声が聞こえる

黙ったまま男が服を着た

女も着た

家から男が出ていった

別の扉から女が出ていった空屋1

女人走进家门

男人从别的门进来

一言不发的男人脱了衣服

女人也脱了

女人的右手触摸男人的下腹部

街道在灰暗的玻璃对面冒着烟

男人的手攥着女人的乳房

在含混不清的声音中

男人进入女人

两个身体在弄脏的床上

大海一样起伏……不久后静下来

远远地听得见像豆子爆裂的枪声

一言不发的男人穿上了衣服

女人也穿了

男人走出家门

女人从别的门出去廃屋2

床板の一枚を剥がすと

一冊の日記帳が隠されているはずだ

人目に触れるのを拒みながら

触れることを期待した文字の群れが

ひっそりと紙の上で褪せていく

その明示はもうほとんど意味を失っているが

その含意は辛うじて生きる歓びの余韻を残している

「八月六日 晴《神》は人の言葉で語らない、

それは空の言葉、風の言葉、烏の言葉、

岩石の言葉、ムカデの言葉、毒茸の言葉で語る。

人の言葉を忘れ去らなければ聞こえない言葉、

人の最初のあやまちはそれを《神》と名づけたことだ。」

床板を割って獰猛な植物が室内を侵している

傾いた戸棚に向かって蟻が長い列を作っている

かつて神と呼ばれた何ものかは

語り続けることをやめない空屋2

抽掉一块床板

应该有一本日记隐藏其中

既拒绝人的视线

又期待被触摸的文字

悄悄在纸上褪色

它所表达的虽几乎丧失了意义

但它的含义才勉强保留着生命欢愉的余韵“八月六日,晴‘神’不用人的语言说话,

用的是天空的语言、风的语言、鸟的语言,

岩石的语言、蜈蚣的语言和毒蘑菇的语言。

若不忘掉人的语言就无法听到的语言,

人最初的过错就是将它命名为‘神’。”

打破床板,狰狞的植物侵入室内

蚂蚁朝着倾斜的橱柜排成一长列

曾经被称作神或什么的东西

不会放弃不停诉说的话语廃屋3

埃が積もっている布貼りの椅子

床にころがる腕のもげたなんとかマン

記憶になる前の時間を誰かが持ち去った

かすかに硝子窓を鳴らす風に

脅かされるのは心か精神かそれとも魂?

名づけ難いものが多すぎる此処

透明なふたつの人影がキスしている

分断された物語と国境

遠くの海からゆっくり潮が満ちてきて

いつか水浸しになる無数の書類

ぽっかり浮かんでいるビーチボール

はりめぐらされた見えない蜘蛛の巣

どこで暮らしているのだろう 今

此処で生きていた人々

それは私たちかもしれない

アトランティスのように海底に沈む前に

発光する無数のストロボ

鼻先を掠める明日空屋3

落满尘埃的布面椅子

缺胳膊的人偶歪倒在床上

谁带走了成为记忆之前的时间

风微微吹动玻璃窗

受恐吓的是心是精神还是灵魂?

这里有太多无法命名的东西

透明的两个人影在接吻

故事和国境被分割

潮水从远方的大海慢慢涌来

迟早会淹没水中的无数文件

橡胶球漂浮着

看不见的蜘蛛网遍布各个角落

是在何处度日呢,此刻

生活在此地的人

说不定就是我们

在沉入宛如亚特兰蒂斯的海底前

无数发光的闪光灯

掠过鼻尖的明天入眠

遠くで鴉が鳴いている

かなりしつこく鳴いている

こんな夜中に何用か

どこかで洗濯機が唸っていて

天井から得体の知れぬパチパチいう音

家の外には黒い空間がひろがっている

いのちに満たされているはずなのに

それがVOIDという英語を思い出させる(シカバネノカミガノビルツメガノビル)

いつから世界はこんな組み立てになったのだろう

眠れぬままに聞く夜中の音が心の中で

不条理な音楽になる

*

言いたいことはないのに

起き出して紙に語を並べるのは

言葉を石ころのように転がしておきたいから

氾濫する意味は暴力の前に無力だ

涙もそして

沈黙ももちろん(タイジニカミガハエルツメガハエル)

だが言葉にひそむ静けさは

ときに笑いに

ときに無意味に

ときに歌に変装して

人をこの世の縁にいざなう…

*

深いオーガズムの記億に甦る世界が

この現実とは別次元に存在する

マグマのように

その坩堝の中で夢うつつに

人種と宗教と制度と思想と幻想と

そんな何もかもをごった煮にして待つ

ひそかな産声を入睡

乌鸦在远处聒噪

没完没了

深更半夜是有何事

洗衣机在某处呜呜呜

天棚传来啪啪的诡异声响

黑色的时间在房屋外扩展

理应被生命满足的

却让人想起VOID这个英语词(尸首的头发长长指甲长长)

世界从何时变成这种结构了呢

失眠的时候听到深夜的声音在心中

变成不合逻辑的音乐

*

没有想说的

却爬起来在纸上写下一行行文字

是因为想让语言像石块一样滚动

泛滥的意义在暴力面前无能为力

包括眼泪

和沉默(胎儿长出头发长出指甲)

可是,潜伏于语言中的寂静

有时成为笑料

有时毫无意义

有时伪装成歌曲

引诱人往此生的边缘……

*

在深深的性高潮记忆里苏醒的世界

存在于与这个现实的不同次元

宛如岩浆

在熔炉中似梦非梦

把人种、宗教、制度、思想、幻想和

种种混在一起变成大杂烩

等待那神秘的第一声啼哭二×十

この星から零れる言論の塵芥の上に

詩の朝靄が物憂げに漂っている

あの日指先で触れた頬

いまは白紙の上の一行でしかない

舌は語らずに舐めている

目が見損なってきたものを

心の忘れ去った一瞬一瞬が

魂に降り積もっていく(だろうか)

言葉の細道を歩き疲れて

沈黙の迷路に座りこみ 笑う

试读结束[说明:试读内容隐藏了图片]

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