中山大学外国语学院640基础日语历年考研真题及详解(txt+pdf+epub+mobi电子书下载)


发布时间:2020-05-29 19:33:50

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中山大学外国语学院640基础日语历年考研真题及详解

中山大学外国语学院640基础日语历年考研真题及详解试读:

2016年中山大学外国语学院640基础日语考研真题

2015年中山大学外国语学院641基础日语考研真题及详解

一、下線部の漢字に振り仮名をつけなさい。(1点×10=10点)(1)たまには竹がためてきたことを聞いてやる時間は、これまた美しいものとの邂逅と言える。(2)傷は癒えるのに思いのほか日数がかかった。(3)彼女は髪を赤いリボンで結わえた。(4)雑木林を透かして湖が見える。(5)養生に、一人で但馬の城崎温泉へ出かけた。(6)忘れっぽいのには自分ながら呆れる。(7)硬さではダイヤモンドに匹敵する物はない。(8)そのことだけが、私が「政権交代主義」を肯んじない理由ではない。(9)彼はいつも理詰めで問題を解決しようとする。(10)ゴールデン·ウィークになると、高速道路が塞がって通れない。【答案】(1)かいこう(2)い (3)ゆ (4)す (5)ようじょう (6)あき (7)ひってき (8)がえ (9)りづ (10)ふさ 

二、次の語句の片仮名を漢字に改めなさい。(1点×10=10点)(1)明日は浜坂から香住まで遊覧船に乗って、海中公園をタンショウしてやろうという寸法だ。(2)彼は過労がタタって病気になったらしい。(3)1980年代末期は日本のバブル経済がハナザカりであった。(4)山本君はドタンバになるまで迷っていた。(5)「蟹」という文字を見てもトリハダが立ったというのです。(6)今では、広州から武漢までは列車で4時間ほどのミチノリです。(7)屈辱の思い出が今なお彼の胸中にウズいている。(8)その山村で、かつてマタギであった老人が、山のコンジャクを話してくれたことがある。(9)その話を聞いて、彼女は両手でテれたような顔を覆った。(10)定年退職後、華やいだものとはムエンの生活を送っている。【答案及解析】(1)探勝 「探勝」探访名胜(2)祟  「祟る」产生恶果(3)花盛 「花盛り」全盛时期,黄金时代(4)土壇場  「土壇場」最后关头(5)鳥肌 「鳥肌」鸡皮疙瘩(6)道程 「道程」路程,行程(7)疼  「疼く」疼,作痛(8)今昔 「今昔」今昔(9)照  「照れる」害羞(10)無縁   「無縁」没有关系,无联系

三、次の文の下線をつけた言葉の意味について日本語で説明しなさい。(2点×10=20点)(1)彼はもうすっかり田舎じみたものに変わってしまった。(2)東京でも大阪でも、町の広場はどことなく間が抜けて、表情に乏しいのである。(3)その会社は投機で濡れ手で粟の大もうけをした。(4)あの男のために私は言い知れぬ苦しみを味わいました。(5)しばらく先生になったつもりで教壇から子供たちに話をした。(6)彼らは生殺しの状態に置かれていた。(7)政府は手をかえ品をかえて消費刺激しようとしたが、結局効かなかった。(8)その事件については教員一同お手上げの態だった。(9)あまりに厳しい修業に、とうとうやめる者まで現れる始末だった。(10)君がもう5分遅かったら、私たちは君を置き去りにして出発するところだった。【答案】(1)染みる:いかにもそういう様子に感じられる、そういうふうに見えるという意をあらわす。(2)間が抜ける:大事な点が落ちる。愚かに見える。(3)濡れ手で粟:苦労せずに多くの利益を上げることのたとえ。(4)言い知れぬ:言葉では表せない。なんともいいようがない。(5)つもり:実際はそうでないのに、そうなったと仮定した気持ち。(6)生殺し:決着をつけないで、相手が困るような中途半端な状態にしておくこと。(7)手をかえ品をかえて:さまざまな方法を試みるさま。あの手でこの手で。(8)お手上げ:全くどうしようもなくなり、途方にくれること。(9)始末:結果。主として悪い状態についていう。(10)置き去り:そこに残したまま行ってしまうこと。

四、次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。(計30点)こんな教科書ほしかった(江原由美子ほか著『ジェンダーの社会学』新曜社)

①ひからびた社会学にうんざりの、全国の学生諸君お待ちかねのテキストが、ついに登場した。快挙である。これを読めなかった私の学生時代がくやしい。

②《社会学入門でもあり、読み物としても面白い本。普通のごくささいな日常生活から、社会とは世界とは何かを考えられたら、きっともっと社会学が面白くなるだろう。……二転三転した議論の末、私達は大冒険に乗り出した。「ジェンダーだけをモチーフにして、社会学の入門書を書いてみよう」。》——著者を代表して江原由美子さんは、こんなふうにのべているが、その思いは半ば以上達せられていると言えよう。

③ジェンダーとは《生物学的な性別……と区別された、社会—文化的性別》のこと。なおかつ、「ジェンダーの社会学」は、女性の視点にこだわるフェミニズムとは異なる立場に立つ。《本当は、男性も女性も同じくらいジェンダーに「囚われて」いる》のだから、本書は男女を問わず、自分の足元から社会と人生を考え直すために最適の案内書だ。

④さて、江原さんはじめ六人の執筆者が分担するのは、日常生活/政治社会/家族/労働/世界社会/感性リアリティの各章。社会学を学び始めたばかりの若い学生諸君が、自分の生活の範囲内で無理なく理解できるテーマをゆったりとカバーしている。文章の調子も、著者からの個人的メッセージとして読者に届くようになっている。

⑤この本で出色なのは、これまでの常識を破り、知識は知識にすぎないと、コラムに追いやってしまったことだ。そうしたコラムや、キーワード、研究ノートといった囲み記事だけ拾い読みしても、ちゃんと今の社会学の輪郭がつかめるようになっている。そのかわりに本文では、社会学の考えかたをわかりやすく紹介してある。それも集中力の限度をこえないように、数ページずつに区切って。参考文献、図表の出し方もよく考えられている。そのうえに、柴門ふみさんの若々しい感覚のイラストがたくさんあって、ページを繰るのが楽しい。——という狙いが、よくわかって、それに共鳴した。しかし、実際の出来ばえを率直に言うと、各章ごとにばらつきがあり、全体の調整も必ずしもうまくいっていない。だいぶ改善の余地がありそうである。まだ工事中、ということだろう。

⑥だが、それはそれとして、著者たちの挑戦の意気込みは、やはり読者にもひしひしと伝わるはずだ。特にはじめの数十ページは、映像的な手法が成功して、作品としても優れており一気に読ませる。本書がきっかけとなって、社会学を見直す人びとの輪が広がり、やがて中級の読み物、一線の研究書へと、手が伸びていってくれればいいなあと、楽しい夢をみたくなる。

⑦というわけで、教科書として今のところ、本書は他の追随を許さないが、これ一冊ですむかという問題もある。テーマや切り口の点で、社会学の全体からみてバランスを欠けているのは確かだ。それが気になる人もいるだろうが、総花的に何でも取り上げ、著者の顔が見えないこれまでの教科書にくらべれば、断然こちらをとるのが正しいと思う。ただ、本書を補う意味でも、別な方向へのかたよりをもった教科書が、真似でもいいからあと何冊か出てほしいのだが。(橋爪大三郎『週刊読書人』1989年8月14日号より)(注:①~⑦は段落の番号である)(1)この本(書評されている本)を全体としてどう評価しているか。最も適当なものをa~dの中から一つ選びなさい。(2点)

a.ほめている。

b.ほめていない。

c.どちらとも言えない。

d.評価については、何も言っていない。(2)書評されている本は、どんな分野の本であろうか。最も適当なものをa~dの中から一つ選びなさい。(2点)

a.社会学の専門書

b.社会学の入門書

c.ジェンダーについての専門書

d.ジェンダーについての入門書(3)「その思い」とは、どんな「思い」であるか。最も適当なものをa~dの中から一つ選びなさい。(2点)

a.ジェンダーとフェミニズムについての入門書を書くこと

b.普通の日常生活から、社会や世界を考えること

c.社会学について議論をおもしろく紹介すること

d.世界を冒険して歩くこと(4)「フェミニズムとは異なる立場に立つ」最も適当なものをa~dの中から一つ選びなさい。(2点)

a.生物的な性別は無意味だと考えるから

b.男性の視点から本を書こうと考えたから

c.著者たちはフェミニズムに批判的だから

d.男女ともにジェンダーに囚われているから(5)「~という狙い」は、この文章のどこからどこまでの部分を受けているか。最も適当なものをa~dの中から一つ選びなさい。(2点)

a.「ジェンダーとは」から「ページを繰るのが楽しい」まで

b.「さて」から「ページを繰るのが楽しい」まで

c.「この本で出色なのは」から「ページを繰るのが楽しい」まで

d.「そのかわりに」から「ページを繰るのが楽しい」まで(6)「~という狙い」の「狙い」の中で、最も重要な点はどれか。(2点)

a.社会学の考え方の理解を重視している点

b.若々しい感覚のイラストを多く使っている点

c.著者たちの個人的メッセージとして読める点

d.今の社会学の輪郭がわかるようになっている点(7)「それはそれとして」を言い換えるっと、次のどれが適当であろうか。(2点)

a.欠点が多いので

b.欠点はあるけれども

c.欠点が少ないので

d.欠点はあまりないけれど(8)「楽しい夢」よは、どんなことか。(2点)

a.この本の内容が改善されること

b.映像的な手法がもっと使われるようになること

c.社会学の専門書を読む人が増えること

d.著者の意気込みが読者にちゃんと伝わること(9)この文章全体から考えて、

A.筆者(書評を書いた人)は、どんな分野を研究している人だと考えられるか。(2点)

_________________________________

B.それはどこからわかるか。それが表れているところを二つ抜き書きしなさい。(4点)

1._________________________________

2._________________________________(10)次のことが、第何段落に書かれているか、その番号を指摘しなさい(複数個選択できる場合は全部書くこと)。書かれていなければ、×を書き入れなさい。(8点)

a.〔  〕この本の著者(たち)はどんな人か

b.〔  〕この本が書かれた目的

c.〔  〕この本に対する全体的な評価

d.〔  〕この本の内容

e.〔  〕この本の優れている点

f.〔  〕この本の問題点

g.〔  〕この本のテーマについての筆者の意見

h.〔  〕この本を読んだ後、どんな本を読んだらいいか(1)【答案】a   【解析】通过对整篇文章的阅读以及文章标题“この本がほしかった”可以看出,作者对该书是持肯定态度的。(2)【答案】b   【解析】从文章第二段的“ジェンダーだけをモチーフにして、社会学の入門書を書いてみよう”这句话可以得知该书是关于社会学的入门书。(3)【答案】b   【解析】从文章第二段的“普通のごくささいな日常生活から、社会とは世界とは何かを考えられたら、きっともっと社会学が面白くなるだろう”这句话可以看出正确答案应该为b选项。(4)【答案】d   【解析】从文章第三段的“本当は、男性も女性も同じくらいジェンダーに「囚われて」いる”这句话可以看出正确答案应该为d选项。(5)【答案】d   【解析】此题实际考察的是该书的所达到的效果,通过对文章的阅读,可以发现第五段开头的“そのかわりに”到“ページを繰るのが楽しい”都是在讲其效果。因此,正确答案应该为d选项。(6)【答案】a   【解析】从第五段“その代わりに本文では、社会学の考え方をわかりやすく紹介してある。それも、集中力の限度を超えないように、数ページずつに区切って。”这句话可以看出该书作者最主要的目的是使读者理解社会学的思维方法。(7)【答案】b   【解析】联系第五段讲述该书不足之处的最后两句话可以得知这里的“それはそれとして”指的是“虽然有缺点”的意思。因此,正确答案应该为b选项。(8)【答案】c   【解析】通过第六段“本書がきっかけとなって、社会学を見直す人々の輪が広がり、やがて中級の読み物、一線の研究書へと、手が伸びってくれればいいなあ”这句话可以看出这里的“楽しい夢”指的是有更多的人去阅读关于社会学的专门书籍这件事。(9)【答案】

A  社会学を研究している人だと考えられる。

B1  ひからびた社会学にうんざりの、全国の学生諸君お待ちかねのテキストが、ついに登場した。快挙である。これを読めなかった私の学生時代がくやしい。

B2  本書がきっかけとなって、社会学を見直す人びとの輪が広がり、やがて中級の読み物、一線の研究書へと、手が伸びていってくれればいいなあと、楽しい夢をみたくなる。(10)【答案】

a.(×)  b.(②③)  c.(④⑤⑥⑦)  d.(④)  e.(⑤⑥)  f.(⑤⑦)  g.(③)  h.(×)

五、次の文語文を現代日本語に訳しなさい。(1点×10=10点)(1)山寺は淋しからむ。(2)流るる汗、滝の如し。(3)死ぬれども、面影忘れじ。(4)花散りぬ。(5)五月のつごもりに、雪いと白う降れり。(6)京に思ふ人なきにしもあらず。(7)かのこと忘られず。(8)我も帰りたし。(9)左大臣に酒の歌よます。(10)舟見ゆなり。【参考译文】(1)山寺は淋しいだろう。 (2)流れている汗は滝のようだ。 (3)死んでも面影は忘れまい。 (4)花は散った。 (5)五月の晦日に、雪がとても白く降っている。 (6)都に恋しく思う人がいないわけではない。 (7)あの人のことは忘れない。 (8)私も帰りたい。 (9)左大臣に酒の歌を詠ませる。(10)船が見えるようだ。 

六、次の文章を中国語に訳しなさい。(計25点)

遠慮の有無は、日本人が内と外という言葉で人間関係の種類を区別する場合の目安となる。遠慮がない身内は文字通り内であるが、遠慮のある義理の関係は外である。しかしまた義理の関係や知人を内の者と見なし、それ以外の遠慮を働かす必要のない無縁の他人の世界を外と見なすこともある。いずれにせよ内と外を区別する目安は遠慮の有無である。これは日本人なら誰でもする区別であるが、しかしそれでも内と外に対する態度の違いがあまり極端になることはよいことでないと思われている。例えば、外面はよいが内面は悪いというのは、身内に対してはわがままで気難しいのに、外の付き合いでは思いやりがある好人物で通っている人を多少非難していう言葉である。内弁慶といわれて家の内では威張っているが、外に出ると弱くなってしまう者もこれと同等である。これとはまた別に、個人的付き合いはよいが、自分と関係のない外の者に対してはそれこそ傍若無人のふるまいをするという場合もある。旅の恥は掻き捨てといって、自分の住んでいるところでは人目を憚って自重しているのに、見知らぬ土地に行くと勝手気ままにふるまうというのも、同じことである。このような傾向は日本人一般の特徴であるとして、しばしば外国人によって非難されるところである。(土居健郎『「甘え」の構造』による)【参考译文】

日本人用“内”、“外”来区别人际关系,其标志之一,便是该不该客气。不需讲什么客套的自然是自家人,属于“内”;“义理”关系之间需要礼节那便属于“外”。但这也并不绝对化,有时把“义理”关系的亲朋好友看成是“内”,而以礼相待,或不需讲客套的人可以统统看作是“外”。总而言之,区别“内”、“外”的标准是看讲什么样的礼节,这是日本人皆知的社会常识,人们不希望对“内”、“外”走向极端。比如“窝里横”的人,在家专横霸道,不讲道理,出了门却是一副知书达理正人君子的模样,所谓“在家逞英雄,出外是狗熊”这些俗语都多少带有讥讽的意思。另外,还有一种人,他们与左邻右舍、上上下下都相处得很融洽,但对陌生人或平时与己无关的人便摆出趾高气扬、目空一切的傲慢态度。所谓“出门在外,无所顾忌”就是说在家门口时,出出进进均礼貌待人,谨言慎行,一旦到了异国他地,便随心所欲,为所欲为。日本人的这种习惯曾多次受到外国人的非难和指责。

七、次の中国語を日本語に訳しなさい。(3点×5=15点)(1)从最近报上的论调可以看出,偏向女性的倾向很严重,让人看不下去。(2)这种问题如讲得不妥当还会引起争执,所以发言时还是谨慎些好。(3)唯独记着那一天是因为那一天发生了一件连想都不敢想的可怕的事。(4)也许她是因为被撇在隆冬下着大雪的站台上,结果才冻得生病的吧。(5)两个孙子无论大的还是小的都像是精力过剩,一刻也静不下来。【参考译文】(1)最近の新聞の論調からみれば、女性への偏りが著しくて、黙ってみていられない。(2)このような問題については適当に言うとかえって争議を引き起こす場合があるので、発言するときは慎むべきだ。 (3)あの日だけが記憶に残っているのはあの日に想像もできないほど怖いことがあったからだ。 (4)真冬の大雪が降っているプラットホームに置いていかれたせいか、彼女は病気になってしまった。 (5)二人の孫は、上の子も下の子も精力があまっているように、一刻もじっとしていられない。 

八、下記のテーマで作文(800~1000字)を書きなさい。(計30点)「インターネットの功罪」【参考范文】

コンピューターや携帯の普及により、インターネットは現代人にとって欠かせないものになっています。では、インターネットははたしていいものですか、悪いものですか。

インターネットのメリットと言えば、資料の収集は言うまでもなく、チケットを予約することも、世界各国の人々と交流することも、さまざまなビデオを見ることもできます。インターネットは生活の中で利用されているだけではなく、ビジネスや教育などいろいろな分野でも使われていると言えます。電波は空間と時間を超え、未曾有の生活体験をもたらしました。また、インターネットの発展によって一人一人の人生の可能性も前よりずっと多くなってきました。田舎に住んでいても、インターネットで外国の建築芸術を学ぶことができます。自分の能力を示すルートの無さに悩んでいた人々はインターネットで自由に小説を連載したり、音楽を作ったりして、公衆に発表します。そして人気を集め、自分の夢を叶う人もいます。彼らにとって、インターネットは運命を変えてくれた「神様」のような存在でしょう。

一方、便利と可能性をもたらすとともに、インターネットによる問題はますます注目を浴びてきました。例えば、長い時間を費やして、ネットでゲームや買い物ばかりして、勉強どころか、寝ることも忘れる学生が少なくありません。非現実的な世界に浸かって、現実逃避の若者はさらに不登校やニートになって、社会問題になりました。また、ネットでは、ネット詐欺や誇大広告などが氾濫しています。情報が多すぎて、かえって役に立つ情報が見つけられないとも言われています。その他、匿名性を不正に利用し、ネットでいじめやデマ、誹謗などする人もいます。これらは社会の安定に悪い影響を与えます。

上述したことからみると、インターネットは功もあれば罪もあります。使いようによって、異なる効果が出るわけです。メリットを十分生かして、デメリットを避けるためには、最も肝心なのは、使い手、つまり私たち自身の選択ではないかと私は思います。

2015年中山大学外国语学院641基础日语考研真题

2014年中山大学外国语学院641基础日语考研真题及详解

一、下線部の漢字に振り仮名をつけなさい。(1点×10=10点)(1)人生を如実に描くのが彼の文学理念である。(2)両国の国交樹立調印式が9月29日厳かに執り行われた。(3)夢ではないかと我が身を抓る。(4)自動車というものは、環境との相性を考えに入れると、まだまだ未熟な技術と言っていい。(5)ほかの人が厭っていた仕事を彼が引き受けた。(6)この団地は居心地が悪くないようです。(7)貝の多様性は、海の汚染や渚の生態系の荒廃を反映している。(8)どことなく埃がたっているように見えるのが侘びしげだった。(9)病はもっと根本的なところにある。(10)彼の度重なる違約で友人との間に間隙が生じた。【答案与解析】(1)にょじつ   如实的(2)おごそ   庄严的(3)つね  拧,掐(4)あいしょう 兼容性,相容性(5)いと  不喜欢,讨厌(6)いごこち   居住心情,在某地位的感觉(7)なぎさ      海滨,岸边(8)わ     感到悲伤(9)やまい   病(10)かんげき     隔阂

二、次の語句の片仮名を漢字に改めなさい。(1点×10=10点)(1)インターネットの時代に入って、人々は手紙の返事をオコタりがちである。(2)心にヒめられた思い出をエッセイに書きたい。(3)その水が傷に悪いから、だれもが口をシメすほどしか飲まなかった。(4)魂の救済というような高いジゲンの話をしているわけではない。(5)経済効率優先のダコウが町そのものの生命を傷つけていると思われることは多い。(6)人生最大の難関にホウチャクしたことをきっかけに、彼は一人前の商人になった。(7)鉱毒地を救おうという運動はノビのように広がった。(8)思いの内容をカフソクなく言葉に表すことは容易ではない。(9)これぐらいの報酬はほとんどないにヒトしい。(10)聖人をオトシイれる第一歩は、まず堕落させることだ。【答案与解析】(1)怠  松懈,怠慢(2)秘  隐藏(3)湿  湿润,沾湿(4)次元  维度,次元(5)蛇行  曲折(6)逢着     遇到,面临(7)野火     野火(8)過不足      超过及不足(9)等        相当的(10)陥      陷害

三、次の文の下線をつけた言葉の意味について日本語で説明しなさい。(2点×10=20点)(1)値段が張るのを気にしつつも、私は本を手にレジに並んだ。(2)ナイヤガラの滝を見たらきっと息を飲みますよ。(3)思い余って彼は全てを母に打ち明けた。(4)前の日のいさかいがまだ尾を引いていた。(5)合意の上で離婚した二人ともに心にしこりは残っていた。(6)こんな気分の悪い時は地面を打つ雨の音さえ耳に立つ。(7)見るなと言われると余計に見たくなる。(8)彼がそんなことをするなんて柄にもないことだ。(9)一見して偽物であることを見抜いた。(10)せっかくの勝つチャンスを棒に振ってしまった。【答案与解析】(1)値段が普通よりだいぶ高くなっている。

句意:虽然在意价格的上涨,我还是拿起书去收银台排队了。(2)おそれや驚きなどで一瞬息を止める。

句意:你要是看了尼亚加拉大瀑布的话绝对会大吃一惊的。(3)さんざん思い悩んで、どうにも考えが決まらなくなる。

句意:苦恼了很久,他向母亲坦白了一切。(4)物事がすんだあとまでも、名残が続く。

句意:前一天的争论掀起的波澜还未平静。(5)物事が一段落したあとに残るすっきりしない気分。 

句意:协议离婚在两个人心里都留下了疙瘩。(6)耳障りに聞こえる。

句意:像现在这样心情糟糕的时候,落在地上的雨声也觉得刺耳。(7)もっと。なおさら。

句意:要是说了不准看,反而更想看。(8)身分や能力·性格などにふさわしくない。

句意:他居然做那种事,一点也不配他的身份。(9)表に現れない真実·本質を知る。

句意:一看就知道是假货了。(10)それまで積み重ねてきたものを無にしてしまう。

句意:把难得的赢面拱手让人了。

四、次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。(計30点)

休みになったら、君は何をするつもりかしら。まさか、学校の勉強ばかりする気でいるのではないだろう。スポーツをやったり、山へ行ったり、海で遊んだりする計画を立てていると思う。その中に、読書の計画もはいっているかしら。①わたしは、読書の習慣をつけられたら、つけたほうがいいと思う。

たしかに、本を読むことの好ききらいは、大いに②性格に関係する。活動的であけっぴろげで、友だちと話をすることが好きで、話になったらいつも人よりたくさんしゃベりその場をリードするような人は、あまり本を読むのが好きでないことが多い。

これと反対に、どっちかといえばひっこみがちで、おおぜいの人の前に出るのをはずかしがったりする人は、自分のへやにひっこんで本を読むのを好むことが多い。

しかし、どっちつかずで中間ぐらいの人が多いと思う。

ほんとうに活動的で、つぎつぎと実際の仕事をはかどらせていく人は、本を必要としない。研究者になっても実験を主にしたり、実地調査に力を入れたりして、あまり本を読まない。③そういう人は、それでいい。年をとっても、人を集めて話をする機会を作ることがうまいからたいくつしない。

だが、中間ぐらいの人は、読書の習慣をつけておかないと、年をとってからたいくつで困る。とくに女の人は、結婚したあと、育児のいそがしい時代をすませるとひまができる。年をとって、不幸にも夫に先に死なれたりすると(男より平均寿命が長いうえ、年上の男と結婚するほうが多いから、その可能性は大である)たいくつで困る時期をむかえる。だから、読書を楽しむ習慣をもっているのとそうでないのとでは、年をとってからのたいくつの度合いがちがう。

どうすれば本を読むことになれられるか。それは、とにかくおっくうがらずに本を手にとるくせをつけることだ。それには④乱読するのがいちばんいい。自分の興味のないものをがまんして読むのでなく、好きなものを選んでつぎつぎ読むのだ。だれかに「良書」をすいせんしてもらってゆっくり読むのがいいように思えるが、「良書」が自分にとっておもしろくなかったら、かえって本がきらいになる。(1)   線①について、筆者はなぜこのようにいうのですか。(4点)(2)   線②について、この文章で、筆者は人間の性格をいく種類に分けていますか。か条書きにしなさい。(12点)(3)   線③「そういう人」とは、どんな人のことですか。(4点)(4)   線④「乱読するのがいちばんいい」とありますが、「乱読」とは、どんな読み方ですか。その意味にあたる部分を文中からぬき出して、十六字で答えなさい。(4点)(注:请在答案纸上如下自画16个格子写入答案)(5)   線④は、どの文に対する答えですか。その問いの文は、つぎのうちどれですか。(3点)

ア休みになったら、君は何をするつもりかしら。

イその中に、読書の計画もはいっているかしら。

ウどうすれば本を読むことになれられるか。

エしかし、どっちつかずで中間ぐらいの人が多いと思う。(6)この文章に、筆者の考えをよく表す題名をつけたいと思います。つぎのうちから選ぶとしたら、どれがいいですか。(3点)

ア文学を味わおう

イ興味を豊かに

ウ良書を読もう

エ乱読のすすめ(1)【答案】読書を読者に勧めようとするから。(2)【答案】①リードする人 ②恥ずかしがり屋 ③どちらでもない中間ぐらいの人(3)【答案】ほんとうに活動的で、つぎつぎと実際の仕事をはかどらせていく人。(4)【答案】らんどく  好きなものを選んでつぎつぎ読む。(5)【答案】ウ【解析】画线句意为:乱读是最好的了。回答的是该段第一句:怎么做才能够养成读书的习惯呢?(6)【答案】エ【解析】通读全文,最能全面准确表现文章内涵的题目是エ乱读的推荐。

五、次の古典を現代日本語に訳しなさい。(計10点)

春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎはすこし明かりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。月のころはさらなり、やみもなほ、ほたるの多く飛びちがひたる。また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光りて行くもをかし。雨など降るもをかし。

秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近うなりたるに、からすの寝どころへ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、雁などの連ねたるが、いと小さく見ゆるはいとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、はたいふべきにあらず。

冬はつとめて。雪の降りたるはいふべきにもあらず。霜のいと白きも、またさらでもいと寒きに、火などいそぎおこして、炭持て渡るもいとつきづきし。昼になりて、ぬるくゆるびもてゆけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。(清少納言『枕草子』による)【参考译文】

春は夜明け方(が趣がある)。しだいに白んでいく山際が、すこし明るくなって、そこに紫がかっている雲が細くたばびいている(のはすばらしい)。

夏は夜(だ)。月のある時分(のおもしろいことは)いうまでもない。闇夜の時分でもやはり、ほたるがたくさん入り乱れて飛んでいる(けしきもおもしろい)。また、ただ一つ二つなど、かすかに光って飛んで行くのもおもしろい。雨などが降るのも趣がある。

秋は夕暮れ(がよい)。夕日がさして、山の端すれすれに落ちかかったころ、鳥がねぐらに帰ろうとして、三羽四羽、また二羽三羽というように急いで飛んで行くのさえも、しみじみとした趣がある。まして、雁などの列をなしているのが、たいそう小さく見えるのところにおもしろい。日がすっかり沈んでしまってから、風の音や虫の音などが聞こえてくるのは、これまたいうまでもなく(趣の深いものだ)。

冬は早朝(に限る)。雪の降っているのはいうまでもなく、霜がたいそう白い朝も、またそうでなくてもたいそう寒い朝に、火などを急いでおこして、灰火を持って運んでいく情景も、いかにも冬らしくてよいものでした。昼になって、寒さがだんだんゆるんでいくと、火鉢の火も白い灰のほうが多くなって感心しない。

六、次の文章を中国語に訳しなさい。(計25点)

そこに歌われているのは、ふるさとを離れた作者が、はるかにしのぶ心の中の風物である。

私には、こういう故郷がない。それゆえか、物心ついてから、信州へ住みたいと願い、松本の高等学校に身を置いた。そして、今は第二の故郷のような気持ちでなつかしむ信州の一角に、このような「ふるさと」のオリジナルがあったことを改めて知るひとときは、当然ながら、この歌を作った高野辰之という人物の当時の心境に思い及んだ。

彼の生まれ育った家は、今訪れてみれば、その甥にあたる高野助之氏が孫たちと住んでいた。この人もすでに六十歳に達し、地元の郵便局長を勇退し、時おり、おじの辰之氏が残した文章や記録をとり出して、ひと昔前のふるさとをしのんでいる。その家が木の香も新しい造りであるのには、ちょっと失望したが、ここも一九七〇年代並みに文化の恩恵に浴している以上、郷愁だけを求める第三者の期待にこたえることはできないだろう。そういう現実の変化を、私は批判したくない。とりまく風景はまだまだ昔のままである。(岡田喜秋「うさぎ追いし彼の山」による)【参考译文】

在那片土地上被歌颂的,是背井离乡的作者,在他乡怀念故乡时心中所想到的风景。

于我而言,并没有这样的故乡。不知是否因为这样,自我懂事以来,一直想去信州定居,也因此进入了松本的高中。现在,在被我视为第二故乡的信州的一个角落里,重新认识了原创诗歌“故乡”的这一片刻,当然,也体会到了作者高野辰之当时的心境。

他所出生成长的家,现在去拜访的话,是外甥高野助之氏和他的孙子们在住。此人现已六十岁,主动辞去了当地邮局局长一职,偶尔会拿出叔叔辰之氏留下的文章和记载,怀念恍若隔世的故乡。家里连树木的香气都是新的,对于这一点,我不禁有点失望,这里终归是受了1970年代文化的影响,怕是会辜负只因乡愁前来的第三者的期待了吧。对于这样现实的变化,我不想予以批判,周围的风景还一如往昔。

七、次の中国語を日本語に訳しなさい。(3点×5=15点)(1)离开城市到乡村生活已经有30多年了,他完全变成土味十足的乡下人了。【参考译文】都市を離れて田舎で生活して既に30年も経った。彼はすっかり田舎じみた者になった。【解析】「~して30年」…已经有30年了,「すっかり」完全,「田舎じみた」土味十足。(2)这场当今最走红的歌手的演唱会吸引了成千上万的年轻人,场内热气腾腾,让人喘不过气来。【参考译文】この今最も人気な歌手のコンサートは夥しい若者の心を惹き、場内は熱気に溢れて、息をのませる。【解析】「今最も人気な」当今最走红,「夥しい」成千上万,「熱気に溢れる」热气腾腾。(3)那目光就像是在说我终于见到了我一直渴望见到的人了。【参考译文】その目線はまるでずっと会いたかった人とやっと出会ったことを言っているようだ。【解析】「まるで…を言っているようだ」就像是在说。(4)挑了又挑怎么偏偏挑了那个无能之辈当科长呢。经理也真是的,根本就不会看人嘛。【参考译文】選びに選んで、なんでその無能なやつが課長になったのか。社長もまったく、人の見る目がないね。【解析】「選びに選んで」挑了又挑,「見る目がない」不会看人。(5)虽然做得很精巧,但毕竟是仿制品,价钱再贵也贵不到哪儿去。【参考译文】精巧な作りだが、どうにも模造品だし、値段はいくら高くても、そこまで高くはならない。【解析】「精巧な作り」做得很精巧,「模造品」仿制品,「いくら…ても」再…也。

八、下記のテーマで作文(800~1000字)を書きなさい。(計30点)「私のチャイニーズドリーム」【参考范文】略

2014年中山大学外国语学院641基础日语考研真题

2013年中山大学外国语学院640基础日语考研真题及详解

一、下線部の漢字に振り仮名をつけなさい。(1点×10=10点)

(1)木立ちに遮られて向こうの湖がよく見えない。

(2)ゆとりをもった自由な思惟が、技術の発明に好都合であることが多い。

(3)彼は賭博で有り金を全部擦ってしまった。

(4)雨が小降りになると、岬を吹き渡る風が激しくなった。

(5)風変わりな顔をしている彼女は、映画監督の目にとまった。

(6)この町は今なお昔の佇まいを残している。

(7)あいつは癪にさわるほど落ち着いている。

(8)その連中はみな金儲けにしか興味のない無粋な男たちだ。

(9)素性は争われないものである。

(10)彼の強い口調に気圧されて、私は少し体を引いた。【答案与解析】(1)さえぎ   「遮る」遮住,打断(2)しい    「思惟」思维(3)す     「擦る」挥霍(钱)(4)こぶ    「小降り」下小雨(雪)(5)ふうが   「風変わり」奇怪的(6)たたず   「佇まい」存在状态(7)しゃく   「癪にさわる」触怒(8)ぶすい   「無粋」不解风情(9)すじょう  「素性」出身,身份(10)けお    「気圧される」相形见绌

二、次の語句の片仮名を漢字に改めなさい。(1点×10=10点)

(1)鈴木先生は生徒から深くシタわれている。

(2)青森でも、四国でも、九州でも、我がザイショの谷と似た谷を見た。

(3)この本は私たちの町のネンリンをたどるものです。

(4)私の住んでいる東京のイッカクでも野鳥の数も種類も豊富である。

(5)当初のヨーロッパ文明を移しかえた日本人の漢語は、いずれもキゼンといいきっている。

(6)あの男はどんな仕事をやらせてみてもシンボウが足りない。

(7)ヒがの考え方には大きな違いがある。

(8)彼に落ち度は何もなく、愛社精神のゴンゲなのだ。

(9)ヒルガエって本社の現状を見るに寒心に耐えぬことが多い。

(10)水受けがいっぱいになると、シーソーはぐらりと傾いて水をコボす。【答案与解析】(1)慕   「慕う」倾慕,喜爱(2)在所  「在所」住所,故乡(3)年輪  「年輪」年轮(4)一角  「一角」一个角落,一部分(5)毅然  「毅然」毅然(6)辛抱  「辛抱」忍耐,耐性(7)彼我  「彼我」彼此(8)権化  「権化」化身(9)翻   「翻る」反过来,回过头来看(10)零   「零す」洒,溢出

三、次の文の下線をつけた言葉の意味について日本語で説明しなさい。(2点×10=20点)

(1)一億光年とは、考えるだけで気が遠くなるような距離だ。

(2)彼らはどこへでも行き放題だ。

(3)今のような医療保険制度はまだ不完全極まりないとしか言いようがない。

(4)皆で口を合わせて私をだました。

(5)列車は大雪のために立ち往生した。

(6)今は見る影もなくなってしまったので、昔の面影を写真を見ながら思い出してみた。

(7)下人はそのことで主人から暇を出された。

(8)言い分を聞かずに人を責めるのはよくない。

(9)それは場違いな歌だ。

(10)前もって連絡しておけばよかったものを、しなかったので迷惑をかけた。【答案与解析】(1)「気が遠くなる」意識がなくなる、正気を失う。(2)「放題」自由に、意のままに。(3)「極まりない」すごく、この上なく。(4)「口を合わせる」そろって同じことを言う。(5)「立ち往生」動けない状態。(6)「見る影もない」見るにたえない。(7)「暇を出される」解雇された。(8)「言い分」わけ、理由。(9)「場違い」その場にふさわしくない。(10)「ものを」のに。

四、次の文章を読んで、後の問いに答えなさい。(計30点)

その日から巳之助は、電燈が自分の村にもひかれるようになるのを、心ひそかにおそれていた。電燈がともるようになれば、ランプ屋の商売は、いらなくなるだろう。だが、電燈となっては、村人たちはこわがって、なかなかよせつけることはあるまい、と巳之助は、一方では安心もしていた。

しかし、まもなく、「今度の村会で、村に電燈をひくかどうかをきめるだげな。」といううわさを聞いたときには、巳之助は脳天に一撃をくらったような気がした。「強敵いよいよござんなれ」と思った。①

そこで巳之助は黙っていられなかった。村の人びとのあいだに、電燈反対の意見をまくしたてた。

「電燈というものは、長い線で山のおくからひっぱってくるもんだての、その線をば夜中にきつねやたぬきがつたわってきて、この近ぺんの田畑をあらすことは、受けあいだね。」

こういうばかばかしいことまで、巳之助はいうのであった。それをいうときに、なにかうしろめたい気がしたけれども。②

村会がすんで、いよいよ岩滑新田の村にも、電燈をひくことにきまったと聞かされたときにも、巳之助は脳天に一撃をくらったような気がした。こうたびたび一撃をくらってはたまらない、頭がどうかなってしまう、と思った。

その通りであった。頭がどうかなってしまった。村会のあとで三日間、巳之助は昼間もふとんをひっかぶって寝ていた。その間に頭の調子がくるってしまったのだ。巳之助はだれかをうらみたくてたまらなかった。そこで村会で議長の役をした区長さんをうらむことにした。そして区長さんをうらまねばならぬわけをいろいろ考え③た。

菜の花ばたのあたたかい月夜であった。どこかの村で春祭りの支度に打つ太鼓がとおどおと聞えてきた。巳之助は道を通っていかなかった。みぞの中をいたちのように身をかがめて走ったり、やぶの中をすて犬のようにかきわけたりしていった。

区長さんの家には、長い間、やっかいになっていたので、よくそのようすはわかっていた。火をつけるにいちばん都合のいいのは、わら屋根の牛小屋であることは、もう家を出るときから考えついていた。母屋はもうひっそりねしずまっていた。牛小屋も静かだった。

巳之助はマッチのかわりに、マッチがまだなかった時分に使われていた火打ちの道具を持ってきた。巳之助は火打ちで、火を切りはじめた。火花はとんだが、ほくち(注)がしめっているのか、ちっとも燃えあがらないのであった。巳之助は、火打ちというものは、火をつけるにはあまり便利なものでないと思った。火が出ないくせに、カチカチと大きな音ばかりして、これでは寝ている人が目をさましてしまうのである。

「ちぇっ。」と巳之助は舌打ちしていった。

「マッチを持ってくりやよかった。こげな火打ちみてぇな古くせえもなァ、いざというときに間にあわねえだなあ。」

そういってしまって巳之助は、ふと自分の言葉をききとがめた。

「古くせえもなァ、いざというときに間にあわねえ……古くせ④えもなァ、間にあわねえ……」

ちょうど月が出て空が明かるくなるように、巳之助の頭がこ⑤の言葉をきっかけにして明るく晴れてきた。

(注)はくち:火打ち石を打ちつけて火をうつし取るもの。(1)_____線①について、次の間題に答えなさい。(3点×2=6点)

㋐「強敵」というのは、この場合、何のことを言っているか。文中の言葉から二字で答えなさい。

㋑この言葉には、巳之助のどういう気持ちがこめられているか。次の中から適当なものを一つ選びなさい。

A.強敵がいよいよ現れ、困っている。

B.強敵をさしとめてやる。

C.強敵と戦えることを喜んでいる。

D.強敵が来てほしくない。(2)___線②「なにかうしろめたい気がしたけれども」とあるが、なぜ、そう思ったのか。次の中から適当なものを一つ選びなさい。(4点)

A.村の人の利益のためしんけんにランプのよさをいいふらしているから。

B.電燈のことを正しく村人に説明することができたから。

C.村人たちが、あまりにも自分の話を信用してくれるから。

D.自分の利益を守るために、つくり話を村人にいいふらしているから。(3)区長の家へ行くときの巳之助の様子を、たとえを使って、うまく表現している部分はどこか。その部分の初めと終わりの三字を書きなさい。(3点×2=6点)

初めの三字:

終わりの三字:(4)___線③のように考えたのは、なぜか。(6点)(5)___線④はこの場合、何のことを「古くせえもなァ」と気づきはじめているか。文中の言葉から三字で答えなさい。(4点)(6)線⑤の部分は、どんなことを表しているか。次の中から最も適当なものを一つ選びなさい。(4点)

A.月が出て、あたりが明るくなったので、気分が晴れてきたこと。

B.火をつける方法がやっとわかって安心した気持ち。

C.自分のまちがっていたことに気づいた、ほっとした気持ち。

D.火打ち石で火がつかない原因がわかったこと。【答案与解析】(1)ア 電燈 (由原文第一段 “要是有了电灯的话,人们就不需要煤油灯了”可以看出,对巳之助来说“强敌”即“电灯”。)

イ A (句意:强敌似乎就要现身了啊。由原文第二段可以看出,听说村会上就要决定是否拉电灯,巳之助深受打击。A项“强敌马上就要现身,他很苦恼”,最接近题意,故选A。)(2)D (句意:他为什么觉得内疚?A项“因为他是为了村民的利益而在到处宣传煤油灯”;B项“因为他正确向村民解释了电灯的事”;C项“因为村民们太相信自己的话了”;D项“因为他为了保护自己的利益,向村民宣传自己编造的假话”。由原文第三段到第四段可知,巳之助是为了不让电灯拉进自己村子里,也就是保护自己的煤油灯生意而编造出假话,故选D。)(3)初めの三字:みぞの 終わりの三字:いった(句意:使用比喻描述去区长家的路上巳之助的样子是哪一部分。由原文第七段 “在沟里像鼬一样缩着身子跑,在草丛里像野狗一样拨开草”可知,答案为此句。)(4)巳之助は村会で電燈をひくことを決めたのは議長の役をした区長さんだと思っているから。(句意:他想了很多怨恨区长的理由。由原文第五段到第六段可知理由便是区长担任村会的议长,而巳之助认为村会上决定拉电灯的是区长,所以他决定怨恨区长。)(5)ランプ (由原文第九段到第十三段可知,巳之助用旧的打火道具结果没能点着,从而认为旧的东西到底是落后时代,一旦有急事便起不到作用。接着他进一步想到,自己的煤油灯与电灯比起来,正是落后于时代的东西,所以此处的「古くせえもなァ」指的正是他的煤油灯「ランプ」。)(6)C(句意:巳之助的脑袋也因为这句话变得开窍了。由原文第九段到第十四段可知,巳之助意识到自己的煤油灯已经过时,意识到自己的错误,从而不再拘泥于这件事,心里放松了。故选C。)

五、次の古典を現代日本語に訳しなさい。(計10点)

人は己をつづまやかにし、奢りを退けて、財をもたず、世をむさぼらざらんぞ、いみじかるべき。昔より、賢き人の富めるは稀なり。

唐土に許由と言ひつる人は、さらに身にしたがへる貯へもなくて、水をも手して捧げて飲みけるを見て、なりひさこと言ふ物を人の得させたりければ、ある時、木の枝にかけたりけるが、風にふかれて鳴りけるを、かしかましとて捨てつ。また手にむすびてぞ水も飲みける。いかばかり心のうち涼しかりけん。孫晨は冬の月に衾なくて、藁一束ありけるを、夕にはこれにふし、朝にはをさめけり。(『徒然草』による)【参考译文】

人は簡素な生活をし、欲張るのを止め、財産を持たず、他人のことを羨ましく思わないのは一番偉い。昔から、生活が豊かな賢人はごく稀である。

中国の唐の時代に許由という人がいた。彼は身の回りの所持品を一切持たず、水を手で掬って飲んだ。それを見た人は彼に柄杓をあげた。すると、ある時柄杓を木の枝にかけていて、風に吹かれて音を立てるので、許由は「やかましい」と言って捨ててしまった。再び手で掬って水を飲んだという。きっと彼はせいせいした気持ちだったに違いない。また、孫晨という人は寒い冬にも掛け布団がなかったので、藁一束に包まって寝て、朝になったら藁を片付けたという。(实词解释:「つづまやか」簡素;「むさぼる」欲深く物をほしがる;「ひさこ」柄杓;「かしかまし」やかましい、うるさい;「とて」と言って;「いかばかり」どれほど;「衾」掛け布団。

助动词:「なり」相当于现代日语中的判断助动词,「である」;「らむ」表示推量;「つ」表示动作完了,「てしまった」;「けり」相当于现代日语表示过去的助动词「た」,也表示用于回忆过去发生的事,「という、そうだ」;「たりけり」表示过去,「た」。

历史假名:「言ひ」⇒「言い」;「したがへる」⇒「したがえる」;「言ふ」⇒「言う」;「をさめ」⇒「おさめ」。)

六、次の文章を中国語に訳しなさい。(計25点)

日本文化が沈黙によって支配されているのは、いったいなぜか。——これは歴史的にも社会的にも、極めて興味ある問題である。柳田国男先生がその著作の中で繰り返し指摘されたように、日本の民衆生活の中で、お喋りというものがマイナスの価値をもち、ただ黙々と働くことが美徳とされてきたこと、そして、更に、そんな訳で「物言う術」を身につける機会を日本人の多くがもたなかったことも、その一因だろう。又、いちいち、あれをこうしろとか、こっちをどうしろとか、言葉を使わないでも以心伝心式の方法でどうにか社会を維持してきたという実績が、沈黙への自信を深めている、とみることもできる。それに、日本文化の中では、べらべらお喋りをするということは、処世術的にいって、おおむね損なことだ。出世しようと思ったら、ひたすら沈黙を守っているにこしたことはないのである。(加藤秀俊『日本人の周辺』による)【参考译文】

日本文化被沉默所支配是因为什么呢?——这无论从历史层面来看还是从社会层面来看,都是一个极其有趣的问题。正像柳田国男先生在其著作中反复提到的那样,在日本民众的生活中,健谈被视作带有负面价值,而默默无闻地劳动则被视作是美德,这更导致了很多日本人没有机会掌握“说话的艺术”这又是其中一个原因吧。另外,就算不用一件件地去命令“那件事应该这样做”,“这件事应该怎么做”,单凭心领神会也可以想方设法使社会生活进行下去。可以认为,这种实际成果使日本对沉默更抱有信心。在日本文化中,喋喋不休对为人处事来说大多是有害无益的。要想出人头地,没有比一味保持沉默更好的办法。(「以心伝心」心领神会;「べらべら」喋喋不休;「にこしたことはない」没有比……更好的。)

七、次の中国語を日本語に訳しなさい。(3点×5=15点)

(1)已经富裕起来的人应该看到那些住在山村里连学都上不起的孩子。【参考译文】すでに豊かになった人は学校にも通えない山村の子供たちに目を向けるべきだ。【解析】「目を向ける」看……,关心……。

(2)难得有休息日子,可是社长说从下个月起3个月,无论愿意与否,星期天所有的人都必须上班。【参考译文】せっかくの休みというのに、来月から3か月間の日

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